sabu18’s blog

我が子を諦めて心の整理をするためのブログ

手術当日

私の場合の話なので、ひとつのケースだと思ってください。
ただの心の整理の話なので、記憶違いがある場合があります。
 
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2022/6/24 手術当日

ラミナリアが痛すぎて電車で行けず

夫と母に付き添ってもらい、病院へ行った。

 

もう子供がいなくなると思うとつらかった。

半日入院となるため個室の病室へ案内された。

点滴をされ、術衣になりオペ室へ。

もう全然覚えてないけどたくさん泣いた。

本当は生みたかった。もっと育てたかった。

だけど…今は生きているのにとか。

泣いたまま内診台に乗った。

痛み止めを入れますね、喉の奥少し苦くなりますよ~と言われた。

時計が見えていてギリギリまで見てやろうと思った。

最後に見た景色は13時15分を示す時計。

 

気付いた時にはすべてが終わっていた。

病棟のベッドに横になっていた。

最後のエコー写真を看護師から受け取った。

可愛かった。自分の枕の横にエコー写真を置いた。

生児で私の顔の横にいてほしかった。

 

それから看護師に死産届について説明された。近くで待機していた夫を呼んだ。

夫と母が火葬場を探し、予約していてくれていたそうだった。

夫が死産届を受けとり、役所へいき火葬許可証をもらってきてくれた。

夫は「受付で新生児や赤ちゃんを抱っこしているお母さんだらけだった。

お腹の大きい人もたくさんいて、自分はなんでここで死産届もらってるんだろうって虚しくなった」と言っていた。

 

その日はそのあとどうしたのか…

もう覚えていない。

ばらばらになった胎児を受け取って車に乗って実家に帰ったのか

自宅に帰ったのかも、覚えてない。

ちらりとみた死産届の娩出時間が13時22分で意識を手放した七分後にお腹の子は出されたんだなと思った。

 

「火葬明日になったよ」と言われた。

明日火葬なのか…

家に帰ってから夫が段ボールで小さな棺を作った。

「寄せ書きしてもらおうか」と提案された。

小さな棺には、誕生を心待ちにしていた人たちからメッセージをもらうことにした。